備崎経塚は熊野本宮大社旧社地である大斎原と熊野川を挟み対岸の七越峰から西に延びる備崎突端尾根上に位置する経塚。大峰奥駈道もここを通る。
築造年代は平安時代末期から鎌倉期頃。
所在地:和歌山県田辺市本宮町備崎
経塚
平安期からの末法思想を背景に弥勒菩薩が釈迦の入滅後 56億 7000万年に下生し,人々を救済する時まで経典を保存することを目的に築かれたもの。
経塚上部から岬の突端部を望む。崖下は熊野川。
経塚遺構の特徴である河原石が散見する。
熊野本宮大社旧社地大斎原を七越の峰付近より望む。
左側の森は熊野本宮大社旧社地大斎原、中央に流れる熊野川を挟み備崎突端部。
※ 備崎経塚に登る道は急峻なため距離は短いですがトレッキングシューズ、ポールなどの装備が望ましいです。また雨天後等はとても滑り易いので注意が必要です。