リーチ工房製山水紋小壷
日本の民窯を想わせるデザインの小壷は所謂スタンダードウェアとは一線を画する作品。
類例を見つけられず、リーチが理想とした「東と西の結婚 Meets East and West」を端的に現す一品であると考えます。
※スタンダード・ウェア Stanndard Ware
バーナード・リーチ Bernard Leach (1887-1979) によってデザインされ、セント・アイヴス St Ives のリーチ工房で所属陶工達が製作した規格品を指します。カタログも発行されメールオーダーでも受注していました。
※ “Leach Pottery”の日本語表記について
「リーチ工房」と表記されることが多く、私も便宜上使用していますが、「リーチ製陶所」がより近しい表記と考えています。当面は両者ともに使用しますが、徐々に「リーチ製陶所」が広く使われるようになるよう努力したいと思います。