柳宗悦 Yanagi Soetsu (1889-1961)は関東大震災で被災した翌年の1924(大正13)年から1933(昭和8)年までの間京都に移り住みました。
この頃濱田庄司を通し河井寛次郎の知遇を得て三人でしばしば東寺の弘法市、北野天満宮の市などに通いました。
そこで蒐集した古物(下手物)などが民藝思想へと繋がって行きました。
京都時代に住んだ場所の一つが現在の京都市左京区吉田神楽岡町3です。
当時の様子を伺う事はききませんが写真右側の石垣の屋敷辺りが跡地と思われます。
吉田山西麓の地は大文字を望む景勝の地で吉田神社、黒谷金戒光明寺なども近在しています。