3月12日に東大寺二月堂の修二会に行ってきました。
東大寺二月堂の修二会は、天平勝宝4年(752)、東大寺開山良弁僧正の高弟、実忠和尚によってはじめられたと伝えられています。以来1200年以上に渡り一度も途絶えることなく続いています。
お水取りの由来は二月堂縁起に次の様に記されています。
「実忠和尚二七ヶ日夜の行法の間、来臨影向の諸神一万三千七百余座、その名をしるして神名帳を定しに、若狭国に遠敷明神と云う神います。遠敷河を領して魚を取りて遅参す。神、是をなげきいたみて、其をこたりに、道場のほとりに香水を出して奉るべきよしを、懇に和尚にしめし給ひしかば、黒白二の鵜、にはかに岩の中より飛出て、かたはらの樹にゐる。その二の跡より、いみじくたぐひなき甘泉わき出たり。石をたたみて閼伽井とす」。
詳細は下記ウェブサイトを参照ください。
二月堂に鎮座する十一面観音に捧げる椿の造り花の紅花による染和紙をつくる仕事は染織家・吉岡幸雄氏が務めています。