民藝777号 (2017年9月号)発刊されました。
特集は「ウィンザーチェア」です。
以下、日本民藝協会公式ウェブサイトよりの転載です。
ウィンザーチェアは18世紀前半に生まれたと言われています。すべての部材にその土地で採れる木材を用い、座板に脚や背棒が直接差し込まれたこの椅子は、自然で素朴な美しさを持つ実用品として幅広い層に受け入れられていきました。
本号では、日本民藝館特別展「ウィンザーチェア-日本人が愛した英国の椅子」(2017年9月7日-11月23日開催)の関連特集として、関連論稿と図版で、ウィンザーチェアの歴史や造形を紹介します。
目次
〈特集関連〉
ウィンザーチェアの誕生とその後の発展(西川栄明)
近代椅子の源流をたどる -民藝とデザインにおけるウィンザーチェアの展望(島崎信)
ウィンザーチェア私感(室田宏一)
村上富朗とアメリカのウィンザーチェア(谷進一郎)
ウィンザーチェアと私 ―ウィンザーチェア展によせて-(小島優)
日本民藝館「ウィンザーチェア」展
ウィンザーチェアが繋いだもの(鈴木理恵)
〈カラー図版〉『民藝』2017年9月号
ウィンザーチェア -日本人が愛した英国の椅子
〈読み物他〉
日本民藝館だより
「寄贈品紹介 鉄絵草文鉢」(村上豊隆)
瀬戸の大鉢(吉田小五郎)
〈柳宗悦「師眼再会」〉
第284回 赤繪湯呑
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特別展 ウィンザーチェア・日本人が愛した英国の椅子
2017年9月7日(木)~11月23日(木・祝)
日本民藝館 / 東京都目黒区駒場4-3-33
ウィンザーチェアがイギリスで生まれたのは18世紀前半と云われています。全て木の部材で作られたこの椅子は、民藝運動の中で柳宗悦や濱田庄司、芹沢銈介、池田三四郎といった人々から高い評価を得、西洋家具の代表として認知されていきます。本展では日本にあるウィンザーチェアの優品と、関連する欧米の多様な椅子を嘗てない規模で展観し、その造形美を紹介します。
※ 会期中、映像「チルターンヒルズにおける椅子づくり」(約10分)を西館公開日に上映します。
http://mingeikan.or.jp/events/special/pdf/pamphlet_201709.pdf